曇り。
古書店めぐり。
以下、書籍の列挙にある行のスペースは、店単位と理解されたし。(つまりは、四軒で購入したということ。)
①連城三紀彦『どこまでも殺されて』双葉社
②平岩弓枝『黒い扇』東京文藝社
③幻余次郎『受験交響楽』秋元書房
④チャールズ・ボーモント『夜の旅その他の旅』早川書房(異色作家短篇集4)
⑤W・アイリッシュ『死者との結婚』早川書房(ハヤカワ・ミステリ)
⑥ブリッシュ『宇宙大作戦』集英社(ジュニア版・世界のSF)
⑦ユージェーヌ・シュー『パリの秘密』東京創元社(世界大ロマン全集15)
⑧佐野洋『重い札束』春陽堂(春陽文庫)
⑨大佛次郎『角兵衛獅子』講談社(少年倶楽部文庫)
⑩チャールズ・プラット『挑発』富士見書房(ロマン文庫)
⑪佐々木杜太郎『浅香主水捕物帳』春陽堂(捕物小説全集)
⑫角田喜久雄『いろはの左近捕物帳』春陽堂(捕物小説全集)
⑬殿山泰司『殿山泰司のミステリ&ジャズ日記』講談社
⑭法月倫太郎『生首に聞いてみろ』角川書店
⑮島実蔵『200X年コメ上場』飛鳥書房(飛鳥文庫)
⑯有馬頼義『黒いペナント』光文社(光文社文庫)
⑰新庄節美『魔界病院の怪物』小峰書店(ミステリー・BOOKS)
購入動機を簡単ながら述べさせていただくと、
①『夜よ鼠たちのために』を再読しているが、その探偵小説マインドの高さに、いまさらながらに、驚いている。わたくしは、こういう探偵小説を読んできたのだ。『恋文』以降、お見限りの連城三紀彦に敬意を表して。
②大井廣介が、腐しているのをみて。
③小説単行本なのに、巻末に「友の会」というお便り交換場所を設けている。不思議な本だ。
④立ち読みしたヒッチコックマガジンの書評で、☆印がたくさん付いていた。新装版を所持しているはずだが、読んだ記憶は、ない。
⑤これは、読んでいるにちがいない。わたくしは、十代のころ、アイリッシュ=ウールリッチのファンだったのだ。この本を見つけたとき、たぶん懐かしい友人に遇ったような気持ちがしたのだろう。
⑥このまえ読んだブリッシュは、とても手強かったが、ジュヴナイルなら安心だろう。綺麗な函付き。
⑦以前から、読みたいと思っていた。わたくしに意地悪をするように、書棚の上の、東京創元社の世界推理小説全集の十数冊も積重ねられたいちばん下に置いてあった。
⑧持っているし、読んでもいる。なぜ、買うのだ。
⑨6刷。心、清く正しい物語に相違ない。
⑩SFらしい。
⑪作者は、時代小説の重鎮らしい。わたくしは、浅学菲才にして知らず。
⑫これは、嬉しい。幾つかは、『怪異雛人形』(講談社大衆文学館)で読むことが可能。
⑬これも、嬉しい。今日買った17冊のなかでは、一等、高価格だが、それでも千円しないのだからねえ。
⑭これまたお見限りの法月倫太郎。いちばん脂がのっていた『一の悲劇』(ノン・ノベル)のころからどう変化しているのか。
⑮怪しい匂いがぷんぷん漂ってくるぞう。
⑯ベースボール・マガジン社の復刻版とどちらを購入しようか迷ったが、結局は、財布と相談し、こちらへ。もちろん値段が決め手。
⑰一部ではつとに有名な作者らしいが、わたくしは、この作者の探偵小説は、未読だ。興味津津。
わたくしの夕食、かしわ飯のおにぎり、餃子、麦酒、梨のカクテル、五種の野菜サラダ。
疲れたので、上記、収穫の詳細については、また明日。