雨の国の王者

探偵小説好事家本人のためのノート

2004-01-01から1年間の記事一覧

河野多恵子『不意の声』講談社(講談社文庫)

再UP! ※注 内容に触れている箇所があるかもしれません。 未読の方で、ご心配な方は、読了後に眼をとおされることをお薦めします。 すぐれた恐怖(ホラーでもハラーでも呼称は、わたしは問わない)小説と聞き及んでいたが、ちっとも怖くなかった。 お話は「…

12月28日(火)

西村亮太郎『忍法・おたね飛脚』(久保書店)、河野多恵子『不意の声』(講談社文庫)、島本春雄『忍び夜秘帖-続・隠密覚書』(あまとりあ社)、ユベール・モンティエ『殺しは時間をかけて』(早川書房)、ヘンリ・セシル『メルトン先生の犯罪学演習』(創元…

フリードリッヒ・デュレンマット『約束』早川書房(H・P・B)

再UP! 「-推理小説へのレクィエム」と副題がついている。 中身は、いかにも欧州風の探偵小説。 わたしは、好きだが、あの結末のつけかたは、気に入らぬ。蛇足と感じる。 万人向きではないにしろ、探偵小説中毒者にはよいかもね。 しかしながら、探偵小説…

12月24日(金)

久能啓二『日没の航跡』(東都書房)購入。

12月22日(水)

エミール・ゾラ『獣人全2巻』(岩波文庫)購入。

その17獣人の最後(2004/12/22)

岩波文庫版エミール・ゾラ『獣人』のあとがきから ・・・この作は、犯罪小説・探偵小説のような一面があり、またそのブルータルなエロチシズムにより、通俗的興味満點かも知れないが、そういう興味だけでこの作を讀まれないように、老婆心ながら讀者のために…

その16おお、若桜木虔(2004/12/22)

あなたは週間文春2004年12月23日号の「2004ミステリーベスト10」をご覧になりましたか? わたしは、国内部門の第9位を、ひとめ見て、吃驚仰天。 9位『修善寺・紅葉の誘拐ライン』若桜木虔(ジョイ・ノベルス) ときたもんだ。 おいおい、これが驚かなくてどう…

ジョゼフ・ハンセン『闇に消える』早川書房(H・P・B)

再UP! 『小説推理2005年1月号』(双葉社)の特集幻想と怪奇への誘い⑨「中井英夫『虚無への供物』の原風景を探る」中の次の一文、 ・・・中井が「倒錯した性愛者」であることは、・・・ を読んで少なからずショックを受けた。 塔晶夫が同性愛者であろうとな…

その15ふたたび横須賀の方へ(2004/12/18 )

『このミステリーがすごい2004年版』(宝島社)の矢作俊彦『ロング・グッドバイ』(角川書店)の評項を斜め読みして- 現在は、ヒーローの存在するハードボイルド探偵小説は、ほんとうに成立しないのか。30~40年前に、中薗英助がスパイミステリの行末といったの…

その14獣人の復讐(2004/12/17)

まいった。 エミール・ゾラ『獣人』。誰もご教示くれないので、インターネットで検索したら、あるわあるわ。超有名な作品だったのね。自らの不勉強を反省いたします。これからは、もっと幅広い読書にいそしむことを、ここに誓うかもしれません。 合掌。

その13獣人(2004/12/17)

藤原書店から<ゾラ・セレクション>⑥として 『獣人』愛と殺人の鉄道物語 という書籍が出版されたらしい。ふと目にした、新聞の片隅の広告で知ったのだが、この謳い文句が、興味をそそるんだよ。 鉄道ミステリーの先駆! ときたもんだ。 『獣人』なんて、ぜ…

河野典生『悪漢図鑑』集英社(集英社文庫)

再UP! 短篇集。あと味(苦味も含まれるが)のよい、犯罪小説6編。うち連作2作。 河野の場合、風俗を小説中に取り込むのが好悪の判断のひとつに違いない。 わたしはどちらかというと後者なのだが、それを別として愉しめる。 とくに惹かれるのは、SFじたての…

12月13日(月)

アン・オースチン『おうむの復讐』(東京創元社)、フレデリック・デーヴィス『閉ざされぬ墓場』(東京創元社)を買う。

12月9日(木)

村上元三『顔のない侍』(東京文芸社)、ドナルド・E・ウエストレイク『やとわれた男』(早川書房)、『憐れみはあとに』(早川書房)、『361』(早川書房)、ヘンリイ・セシル『あの手この手』(早川書房)を買う。

さらばブログ

一ヶ月あまり、ブログを使用してみたが、ホームページへの移行を考え、本ブログを一時、閉鎖します。 ご覧いただきました方々短い間でしたが、どうもありがとうございました。 興味のあるかたは、左下の「ブックマーク」へ新URLをいれておきましたので、アク…

11月29日(月)

晴れ。布団干しとメダカの日光浴。 外出時はひとつ羽織らないと、朝晩は寒いね。

11月28日(日)

晴れ。あたたかい陽ざし。 メダカは日光浴。 ディジタルカメラを、ようやく購入。 さあ、12月は、写真撮影ざんまいだ。

11月27日(土)

曇りときどき晴れ。あるいは晴れときどき曇り。 夕方から家族で隣市へ祭り見物。 想像ほどではない人出。数万人を予想していたが。車で来ればよかったかな。 また、毎年この時期は、とても寒いが、それほどでもない。 わずかの間だったけれど、喚声、歓声、…

11月26日(金)

曇り。朝のうちは晴れ間がみえるも、昼には小雨。 はっきりしない天気。 寒くて一日中、ストーブはつけっぱなし。 小説は2冊読む。 中薗英助『無国籍者』(講談社文庫) 再読。中薗の探偵小説は、ありきたりの探偵小説となぜかしら歯ごたえがちがう。 どれも、…

11月25日(木)

晴れ。今日も暖かい一日。 陽のあたる窓際へメダカの水槽を移動しているが、それでも寒いのか、日ごろは、底近くにじっとしたままだ。 朝、餌のため、蓋をとると、よろこび勇んで、水面下に浮上してくる。 週末は水槽の掃除でもしようかしらん。 武田繁太郎…

11月24日(水)

晴れ。暖かい一日。 昨日も今日も布団が干せた。 りっぱな大根を3本いただく。値がさがってきたといっても、まだまだ高価な野菜。 ありがとうございます。

11月23日(祝)

晴れ。 自動車がキュルキュル音をたてる。 斎藤栄『愛と血の炎』(三一書房さんいちぶっくす)読了。 密室状況下での殺人なんてのは、じつに惹かれるものがあるけれど、そこはそれ。 斎藤栄の探偵小説だもの、期待するのが無理ってものさ。 どこをきっても、斎…

11月22日(月)

晴れ。日中は暖かい陽ざし。 今日のお買い物。 エドワード・グリアスン『第二の男』(東京創元社) デイヴィッド・ドッジ『黒い羊の毛をきれ』(東京創元社) クレイトン・ロースン『棺のない死体』(東京創元社) プルーノ・フィッシャー『血まみれの鋏』(東京創…

11月21日(日)

晴れ。陽は照るが、山よりの場所なので、やはり寒い。 黄葉した銀杏の葉を採りに山へおでかけ。ビニール袋いっぱいの収穫。 木々への水遣りのため、くみ上げモーターの移動で、泥だらけになる。 次の2冊を読む。 トーマス・M・ディッシュ『いさましいちびの…

11月20日(土)

曇り。 家人の実家へ行く。 夜、カワガニを喰べる。美味なり。 ウニ、イカの刺身、チンゲン菜の肉炒め、お好み焼きをつまみに、ビール、赤ブドウ酒、焼酎を飲む。 その後、ピンポン大会。アルコールが入り、肩の力がぬけ、快調。 そのまま、就寝。 河野典生…

11月19日(金)

晴れ。 歯(歯茎の方)の痛みはまったく無し。 けれども、いつまで、もちこたえるやら。

11月18日(木)

曇りときどき雨。雨は粉糠雨。 午後から、子どもといっしょに歯医者へ。 結局、わたしから、抜歯は拒否。 ああ、後日怖し。

11月17日(水)

晴れのち曇り。 歯科医院へ。おやしらずが、変な方向へ向いて、痛みがでているとのこと。 抜歯もあるらしい。 子は、音楽発表会の司会。 案の定、もじもじしていたらしい。

11月16日(火)

曇り。季節らしい寒さ。 右下奥歯の奥の歯茎がとても痛む。腫れがひどい。 夜、ディジタルカメラを購いに電機店へ。 結局購入せず、カタログだけ失敬して、帰宅。

11月15日(月)

曇り。 鍵を忘れて外出。 とうとう花粉症になってしまったか。数日前から眼のまわりがとてもかゆい。 ※追記(2004.11.16) 下記の2冊を読む。 『21世紀への旅行』(弘文堂) 児童向け科学啓蒙書。近未来の宇宙旅行を当時(S37年1月15日)の知識で描いている。 それ…