雨の国の王者

探偵小説好事家本人のためのノート

2020-04-29から1日間の記事一覧

円山雅也『二人の登攀者』朋文堂(ケルン新書1)

個性てきな短篇集。 というのは、これはふつうにある小説集ではなく、小説とエッセイとノンフィクションふうの雑文の組み合わせの書籍なのだ。 表題作が集中もっとも長い小説なのだが、それでもわずか112頁ほど。それも活字も大きくて1ページに収まって…