
風の噂には聴いてはいたが、まさかこれほどまでの作品だとは。ううむ。
だってさ。カヴァ裏の作品紹介なんか、
「(略)人間が真に人間らしく生きる自由と平等の問題を追及した意欲的な長編時代小説」
だよ。ちっとも食指をそそられないじゃない。
いやいや、そこの未読のあなた。わたくしも読む前はそうだったのよ。でもね。ひとたび本書を開いてみなさい。
そこには、頁を捲るのももどかしい、読む終えるのがもったいないワクワクハラハラドキドキの冒険世界が広がっているのだよ。
そしてその背景にはこの国の見逃してはいけない暗部も垣間見え・・・・・・。
本書で、第15回日本児童文学者協会賞を受賞すべきだったし、選考委員も受賞させるべきだった。
恐るべき傑作。
2022年11月28日読了。