雨の国の王者

探偵小説好事家本人のためのノート

押川春浪『海島冒険奇譚 海底軍艦』ほるぷ出版(名著複刻 日本児童文学館4)

 再読。

 以前、この<机上殺人現場>の押川春浪『怪人鉄塔』の項で、わたくしは、

 (略)・・・・・・評判の『海底軍艦』が、人口に膾炙されるほど、わたくし向きではなかったので・・・(略)・・・『海底軍艦』は、わたくしの読みが甘かったのか。さっそく、再読しなくちゃ。・・・・・・(略)

 と記述している。
 三年前の早速が今頃というのは恥ずかしい限りだが、それはさておき、当時のわくたしは、なにが不満だったかというと、たぶん、
 
 1.話の展開が都合よすぎる。
 2.書名は中身をそのまま表していない。

 のふたつだったように回顧する。
 内容に触れざるを得ないので、詳細には語らぬが、本書を読了の方にはご理解いただける発言だと思う。
 わくわくはするが、副題と書名を入れ替えて「海底軍艦」の序章というのが、よろしいのではないかしらん。
 2011年9月25日読了。