
ある日突然、主人公が、同棲中の恋人と共に、身に憶えのない暴力に見舞われる。
主人公は、復讐に立ち上がる。
道道、数数の女性と関係を持ち、暴力をもって敵を追いつめる。
性と暴力に彩られた探偵小説は、嫌いではないが、いかんせん後味がわるい。
なぜかというと、これは、因果応報、身から出た錆、の物語だからだ。
書き飛ばし(志茂田景樹の場合は口述筆記らしいから喋り飛ばしか)ているかのような、荒い筆致で、読むほうも、それ同様すらすら読める。暇つぶしにはよいかもしれないが、わたくしには、なんだか、性描写と暴力描写の豊富なジュヴナイルみたいに思えた。
2009年6月11日(木)読了。