雨の国の王者

探偵小説好事家本人のためのノート

10月4日(土)

 晴れ。

 スーパーマーケットにて。
 青森県産の林檎を売っていた。大きな垂れ幕に「e(エフ)りんご」と書いている。
 e=イーで、エフではないだろうと、よくよく考えたら、「エフ」ではなくて、「エコ」なんだね。わたくしは、「エフ」と「エコ」の字を見間違えていた訳だったのだ。視力が悪いというのも、良し悪しだね。
 それにしても、いまは、食物についても、エコロジーの時代なのだ。

 スーパーマーケットつながりで、もうひとつ。
 わが家から、徒歩十数分のところにあった閉店したスーパーマーケットのあとの敷地に、なにが建つかといろいろ噂されていた。有力なのは、全国展開しているスーパーセンターが入るのではないかという情報だった。建物は頑丈で取りこわされることもなく、しばらくそのままであって、このまえ、自動車を運転しているときに、遠くから眺めたら、建物全体を厚いシートで覆われていたので、前の店が撤退して約一年、ようやく、次の店が決定したのだなと思っていた。
 そうして、数日前、配偶者が近くを通ったら、新しい店は、パチンコ店であったとのこと。
 わたくしは、パチンコには、まったく興味がないので、がっかりだ。けれども好きなひとにはよいかもしれないね。駐車場も広いしなあ。でも、わたくしにとっては、やっぱりスーパーセンターもしくはスーパーマーケットがよかったのだが。

 昨夜、就寝時、寝室の窓を開け、網戸にして、眠りについたのだが、寒さのせいか、目覚めて、窓外近くの金木犀の香りを感じる。
 今日、近隣を、配偶者と散歩していても、そこかしこに、金木犀の馨しい匂いを感じ、いよいよ秋本番との感じを強くした。

 夕食、おでん(大根、蒟蒻、牛蒡天、厚揚げ、卵)、コロッケ、麦酒、焼酎、鰈の刺身。子どもと配偶者は、ほかにカレーライスを喰す。おでんは、配偶者と伴にのぞいてみた地区の秋祭りで、お鍋持参で、買った品。配偶者の大好きな牛筋肉は、鍋のなかには入っているけれども、品物としてては無く、サーヴィスで数切れ、頂戴する。下世話に云うと、一品五十円。他に、焼蕎麦や善哉や焼き鳥等もあるが、子どもからの注文で、たこ焼きをおやつがわりに買ったぐらい。わたくしだけが喰したコロッケは、自分の昼食のお弁当の残りものとは、これいかに。